心の塾@カウンセリング室
カウンセリング室がお休み中で、少し残念な秋桜(あき)です。
今日は、私が思うカウンセリング室についてです。
目次
通う前のイメージ
合わないと感じたカウンセラー
安心感を得られた
カウンセリングは”心の塾”
勇気を出して良かった
通う前のイメージ
通う前のイメージは“なんだか暗くて、家族のこととか、過去の悲しい記憶とかを掘り下げて、何かしらを克服して”いく感じ。
主導はカウンセラーで、私は誘導されて話していくっていうイメージでした。
合わないと感じたカウンセラー
はじめに通ったカウンセリング室は、通う前のイメージに少し近い印象でした。ソファに座って、なんとなく身の置き所がなくて、いつもクッションを抱えて話をしていました。
最近あった嫌なことや気にかかることを話して、カウンセラーが「その時、ご自身はどう思いましたか?」と尋ねてくれる。
その時の自分の気持ちに立ち返ることができるのは良いのですが、「なるほど、秋桜(あき)さんは、こう思ったんですね。」と言われた後、振り返った気持ちを元にどうしたら良いか分かりませんでした。
傾聴してくれてるんだなーとは感じましたが、転職(アルバイト)先が楽しくなるにつれて、必要性を感じなくなっていきました。
通わなくなる直前くらいの回で、たびたび「あなた」と呼ばれたことがありました。
「あなたはどう思いましたか?」
「あなたはどうですか?」
書いてみると何てことないように見えますが、実際にはものすごい隔たりを感じる言葉でした。
ご自身、と言われると、カウンセラーを意識せず自分自身に気持ちを向けることができました。しかし「あなた」と呼ばれると、「あなた(私)と私(カウンセラー)」という区別をとても感じさせられ、安心感を得られませんでした。
もしかしたら、カウンセラーの意図があったかもしれないし、「その言い方は嫌です」と私が言えれば良かったのかもしれません。が、それが言えれば多分病んでないと思います(笑)
次のカウンセリングでは、元通りになっており、それに対しても「前回はカウンセラーの機嫌が悪かったのでは?」と不信感を強めてしまいました。
そうしたことから、その後数回通いましたが、カウンセリングに行くのを辞めてしまいました。
安心感を得られた
新しく通い始めたカウンセリングは、”認知行動療法”を銘打っていました。
前回の経験から不安はありましたが、現状を変えたいという気持ちと、いろいろと気持ちに関する本などを読み漁るうちに、私に必要なものなのでは?と感じていたので、通ってみることにしました。
担当は私より10くらい年上のお姉さん。おそらく、相性も良かったんだと思います。
回を重ねるごとに、お話しやすくなり、今では楽しく通えています。
はじめに、カウンセリングに関するルール(治療の完解を保証するものではない、とか、自殺は絶対しないとか)の説明を受けるのですが
「カウンセラーに対して、嫌だと思ったことはできるだけ正直に話してください。それを扱うのもカウンセリングなので。」
という内容が印象的でした。
はじめに通ったカウンセリングでは出来ませんでしたが、”嫌だな”と思ったら、できるだけそれも表出していこうと、安心することができました。
カウンセリングは”心の塾”
今の楽しさは何かに似ているな、と思ったのが中学の頃に通った塾でした。
通うたびに勉強の仕方が分かるようになり、勉強が捗り、成績が上がっていき、塾に通うのがとても楽しかったのを覚えています。
今のカウンセリングの楽しさは、その時の気持ちにとても似ています。
カウンセラーと話しながら、少しずつ自分の考え方に癖があることを知り、日常の中でも”自分はこういう場面でこう感じるんだな”と観察できるようになり、それを報告し話し合いながら、さらに自分に対する理解を深めていっています。
勇気を出して良かった
はじめのカウンセリングは合わないと感じましたが、勇気を出して新しいカウンセリングに通ってみて良かったと思います。
心の問題はフォローしてくれる人の合う・合わないは大きいと思います。血液データで治療効果を図ったりすることはできないので。
辛くてうつうつとしている時は「何をやってもダメなんだ」と内に籠りやすいと思いますが、そういう時こそ外に向けてのSOSは重要だと思います。辛さを分かってくれない人も多いと思いますし、私の場合は夫や今の部署の方々、一歩踏み出したから出会えた今のカウンセラーのおかげで何とかなっています(あ、主治医にもとてもお世話になっています笑)。